活動・調査報告
9月20日(土)、総合地球環境学研究所及びカーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション(以下、コアリション)による「第5回全体シンポジウム・総合地球環境学研究所グリーンナレッジセンター開設記念シンポジウム『未来を変える選択 ~グリーン人材を社会で共創する~』」が開催されました。本学からは、横田 篤理事・副学長がセッション「産学公の登壇者と、ユースらによる対話」に登壇し、持続可能な社会の実現に向けた本学の取組を紹介しました。
コアリションは、令和3年7月に文部科学省、経済産業省及び環境省の主導により設立されたプラットフォームであり、カーボンニュートラルの実現に向けて積極的に取り組む、またはその強化を検討している大学等が、情報共有や発信を行う場となっています。現在、200を超える大学等が参加しており、活動は「ゼロカーボン・キャンパス」「地域ゼロカーボン」など5つのワーキンググループに分かれて展開されています。本学は設立当初からすべてのワーキンググループに参画しており、国際連携・協力ワーキンググループでは幹事校を務めるなど、中心的な役割を果たしています。
コアリション設立から5年目の節目を迎える今回のシンポジウムは、次期活動の方向性を見据えながら、グリーン人材の社会における共創について議論を深めることを目的に開催されました。会場では、実際にグリーン人材として活躍する大学生や現場の関係者、そしてそれを目指すユースからの「問い」や「提案」が提示され、産学公の登壇者との対話を通じて理解と共感が広がりました。
横田理事・副学長は、本学におけるサステイナビリティ推進の取組として、広大な研究林や農場を活用したフィールドサイエンス教育、ゼロカーボンキャンパスの実現に向けた取組、地域との連携による高大接続プログラムなどを紹介するとともに、教育と研究を通じて、実践的な知識と行動力を備えたグリーン人材の育成に取り組む本学の姿勢を共有しました。
本学は今後も、コアリションをはじめとする国内外のネットワークと連携し、持続可能な未来の実現に向けて、教育・研究・社会連携の各分野で積極的に貢献してまいります。
シンポジウム概要
- 日 時:9月20日(土) 10:00~12:00
- 場 所:国立京都国際会館 Room D
- 主 催:総合地球環境学研究所、カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション
- 共 催:文部科学省、経済産業省、環境省、KYOTO地球環境の殿堂 運営協議会 事務局
- プログラム:
- 開会挨拶 山極壽一 氏(総合地球環境学研究所 所長)
- 来賓等ご紹介
- シンポジウム(産学公の登壇者と、ユースらによる対話)
- モデレーター:浅利美鈴 氏(総合地球環境学研究所グリーンナレッジセンター長・教授)
- 登壇者:
- 横田 篤 氏(北海道大学 理事・副学長、サステイナビリティ推進機構長)
- 櫻井 紫 氏(広島県東広島市志和町地域おこし協力隊員)
- 内藤由理 氏(公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)企画管理室)
- 中井徳太郎 氏(「三千年の未来会議」代表理事、元環境事務次官)
- 屋田春希 氏(経済産業省GXグループ 環境政策課 総括係長)
- 山極壽一 氏
- 閉会挨拶 喜多 隆 氏(神戸大学 理事・副学長)



