新着情報

北海道大学×STV SDGsデー2025を開催

11月3日(月・祝)、サステイナビリティ推進機構と札幌テレビ放送株式会社(STV)は、持続可能な社会の実現に向けた取組を広く発信するイベント「北海道大学×STV SDGsデー2025」を開催しました。会場となった学術交流会館と総合博物館には、多くの来場者が集まり、学びと体験を通じてSDGsの重要性を考える一日となりました。

 オープニングイベントとして、学術交流会館にて、総合博物館の小林快次教授による講演「最新恐竜研究2025」を行いました。講演はSTVの急式裕美解説委員が司会進行を務めました。講演には事前申込者の中から抽選で選ばれた親子など266名が参加し、アラスカ、モンゴル、ウズベキスタンで実施した最新の発掘調査の成果や、地球温暖化の現状について熱心に耳を傾けました。特に、今年モンゴルで行われた発掘調査において、貴重な「竜脚類の頭骨」の発掘に成功しており、発掘現場の様子を紹介する映像が流れると、会場は大きな興奮に包まれました。

 また、総合博物館では、恐竜、遺跡、岩石・鉱物、植物をテーマにした4つのワークショップも開催しました。約80名の参加者は普段触れる機会の少ない本物の化石や貴重なレプリカに触れたり、札幌キャンパス内の樹木を観察したりしながら、専門家による講義を受け、自然科学の奥深さを体感しました。

 さらに、館内を巡る「探検スタンプラリー」には約660名が参加しました。収蔵品を見学しながらスタンプを集める楽しい企画で、子どもから大人まで笑顔があふれました。カフェ「ぽらす」では恐竜にちなんだ限定メニューも登場し、学びと遊びが融合した特別な一日となりました。

 今回のイベントは、気候変動や持続可能性といった課題について、楽しみながら考えるきっかけを提供するものです。サステイナビリティ推進機構は、今後も企業や地域と連携し、SDGsの推進、人材育成、さらには地域社会の発展に貢献してまいります。

概要

  • 日 時:2025年11月3日(月・祝)9:30~17:00
  • 会 場:北海道大学総合博物館、学術交流会館、大学構内
  • 主 催:北海道大学サステイナビリティ推進機構、札幌テレビ放送株式会社(STV)
  • 内 容:
    • オープニングイベント「最新恐竜研究2025」(総合博物館 小林快次教授)
    • ワークショップ
      • 「恐竜の骨を観察しよう!」(総合博物館 小林快次教授)
      • 「遺跡の骨を分析しよう!」(総合博物館 江田真毅教授)
      • 「のぞいてみよう岩石・鉱物の世界」(総合博物館 北野一平助教)
      • 「ガチ観楓会」(総合博物館 首藤光太郎助教)
    • 探検スタンプラリー
オープニングイベントの様子

ワークショップ「遺跡の骨を分析しよう!」の様子

ワークショップ「ガチ観楓会」の様子

スタンプラリーの様子