活動・調査報告
6月15日、学校法人同志社は2025年に創立150周年を迎えることを記念して「同志社創立150周年 記念講演会 in札幌」をホテルポールスター札幌で開催し、サステイナビリティ推進機構長 横田篤理事・副学長は「北海道大学のサステイナビリティ追求の歴史と現在地」と題して講演しました。
1875年に同志社英学校を設立した新島襄は、札幌農学校(現北海道大学)の初代教頭となるウィリアム・スミス・クラーク氏のアメリカ・アマースト大学で師弟関係でした。クラーク氏の北海道赴任には、新島襄の紹介があったとされています。その2人の浅からぬ縁から、今年150周年を迎える同志社が札幌で記念講演会を開催することになりました。
横田理事・副学長の講演では、創立150周年を迎える学校法人同志社に祝意を述べた後、札幌農学校のカリキュラムが、マサチューセッツ農科大学のものをほぼ移植したことや、Be gentlemanを校則とし、細かな校則を排し、自らの倫理観を醸成したことなどを説明し、現在の北海道大学のDNAとなっていることを述べました。
さらに、札幌農学校の設置趣旨が「寒冷地における農業技術の開発(Excellence)と人材育成(Extension)」にあったことを説明し、現代のサステイナビリティの価値観と符合しており、これを「HU VISION 2030」という形で今も大事に引き継いでいることを説明しました。
横田理事・副学長の講演の最後では、「光は、北から」を合い言葉に、2026年に北海道大学が創基150周年を迎えることを紹介しました。


講演概要
- タイトル:学校法人同志社創立150周年記念講演会 in札幌
- 日時:令和7年6月15日(日)13:20~15:50
- 場所:ホテルポールスター札幌(札幌市中央区北4条西6丁目2番地)
- プログラム:
- ジョイント・コンサート:
北海道大学混声合唱団と同志社グリークラブによる演奏 - 講演:
- タイトル「北海道大学のサステイナビリティ追求の歴史と現在地」
講演者:北海道大学 理事・副学長 横田 篤 - タイトル「William Smith Clarkと新島襄-両者が紡いだ北海道と京都の縁-」
講演者:同志社大学同志社社史資料センター社史資料調査員 小枝弘和
- タイトル「北海道大学のサステイナビリティ追求の歴史と現在地」
- ジョイント・コンサート:
関連記事:北海道大学創基150周年特設サイト「同志社創立150周年 記念講演会 in札幌」において、横田理事・副学長が「北海道大学のサステイナビリティ追求の歴史と現在地」と題して講演