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「北海道大学GHGインベントリ」が「サステイナブルキャンパス賞2025」を受賞
北海道大学は、カーボンニュートラルに関する取組「北海道大学GHGインベントリ」が評価され、サステイナブルキャンパス推進協議会(CAS-NetJAPAN)主催の「サステイナブルキャンパス賞2025」を受賞しました。授賞式は11月8日(土)に開催されました。
サステイナブルキャンパス賞は、大学におけるサステイナブルキャンパス構築の優れた事例を顕彰する制度で、持続可能な環境配慮型社会の構築に貢献することを目的に、2015年の創設以来毎年本賞の授与が行われています。本学は2015年、2019年、2024年に続き、通算4回目の受賞となりました。
今回評価された「北海道大学GHGインベントリ」は、本学の温室効果ガス排出量に関するデータを体系的にとりまとめ、国際基準に準拠した信頼性の高いデータベースを構築したものです。対象はCO₂、CH₄、N₂O、HFCs、PFCs、SF₆、NF₃の7種類の温室効果ガスで、本学の全拠点・全活動を網羅しています。この取組により、大学全体の排出状況を包括的に把握し、今後の削減計画や実行フェーズに活用できる基盤が整いました。
審査講評では、国内の大学に先駆けて包括的なインベントリを策定し、学内のマネジメント部門と連携して精緻化を進めた点が高く評価されました。また、この仕組みは本学に留まらず、他大学や企業にも適用可能であり、社会への波及効果が期待されるとされています。今後は、計画立案やアクショ
ン実行フェーズでの効果検証・改善方法など、さらなる成果が期待されています。
本インベントリは、本学ウェブサイトにて本編・概要版・解説動画を公開しておりますので、ぜひご覧ください。北海道大学は、今後もサステイナブルキャンパスの構築に向けた取り組みを積極的に推進し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
発表課題
- 受 賞 者:国立大学法人北海道大学
- 受賞事例:北海道大学GHGインベントリ
- 審査講評:国内の大学に先駆け、7種類の温室効果ガスGHG(CO 2 、CH 4 、N 2 O、HFCs、PFCs、SF 6 、NF 3 )を対象に、北海道大学の全拠点・活動を網羅する包括的なインベントリ(温室効果ガス排出・吸収目録)を策定する取組である。他大学でも研究的に検討がされ始めているが、大学マネジメント部門と連携して、学内の全拠点・全活動を対象に、国際基準に準拠した信頼性の高いデータベースを構築し、包括的で信頼性を高める精緻化を図っていることは、学術的にも高く評価できる。北海道大学内に留まらず、他大学や企業にも適用可能な内容であり、社会への波及効果も大いに期待でき、サステイナブルキャンパス賞に相応しい取り組みである。今後は、計画立案・アクション実行フェーズでの効果検証・改善方法などの具体的成果を大いに期待したい。
- 事例詳細(本ウェブサイト):
https://www.sustainability.hokudai.ac.jp/repository/ghg/ - 表彰制度の詳細(CAS-Net JAPANウェブサイト):
http://casnet-japan.org/free/award

