活動・調査報告
一般社団法人北海道産学官研究フォーラム主催「北海道大学サステイナビリティ推進セミナー」に横田 篤理事・副学長、石井一英サステイナビリティ推進機構カーボンニュートラル推進部門長が登壇
10月3日(金)、一般社団法人北海道産学官研究フォーラムの主催、サステイナビリティ推進機構の協力のもと、「北海道大学サステイナビリティ推進セミナー ~世界の課題解決に貢献する組織改革を目指して~(以下「本セミナー」という。)」が開催されました。会場は札幌駅前ビジネススペース2Aで、オンライン参加者を含めて約250名が参加しました。
本セミナーでは、最初に横田 篤理事・副学長が「北海道大学におけるサステイナビリティ追求の歴史と現在の取り組み」と題して講演を行いました。横田理事・副学長は、大学の中長期ビジョンである「HU VISION2030」や「北海道大学サステイナビリティ宣言」などを紹介しながら、北海道大学が掲げるサステイナビリティ経営の方針について詳しく説明しました。講演では、北海道大学の前身である札幌農学校の設立背景や、長年にわたる教育・研究の発展の歴史を振り返りながら、北海道大学のSDGsの達成に貢献するための北海道大学の独自性と優位性を強調しました。これらの取組が評価され、THEインパクトランキング2025において高評価を得ていることにも触れ、北海道大学の強みであるフィールド科学、グリーントランスフォーメーション(GX)、半導体分野などにおける最新の研究・教育活動について紹介しました。
続いて、石井一英サステイナビリティ推進機構カーボンニュートラル推進部門長が「北海道から発信するGX推進ビジョン」と題して講演を行いました。石井部門長は、北海道が太陽光・風力・バイオマスなどの再生可能エネルギーに恵まれた地域であることを踏まえ、これらの豊富な資源を活用したグリーントランスフォーメーション(GX)産業の集積が期待されていることを説明しました。北海道大学では、持続可能なWell-being社会の実現を目指し、GX推進を教育・研究の柱の一つと位置付けており、全学的な取組を推進する「知のGX拠点」として、グリーントランスフォーメーション先導研究センターを設置したことを紹介しました。
最後の質疑応答では、参加者との間で活発な意見交換が行われ、本セミナーは盛況のうちに幕を閉じました。
本セミナーは、北海道大学が地域と連携しながら、世界的な課題解決に貢献するための組織改革とサステイナビリティ推進に取り組む姿勢を広く発信する場となりました。今後も、産学官の連携を通じて、持続可能な未来の実現に向けた取り組みを加速させていきます。



