計画・施策等

生態環境保全管理方針

生態環境保全管理方針は、北海道大学サステイナブルキャンパスマネジメント本部 生態環境マネジメントワーキンググループで策定いたしました。
以下、生態環境保全管理方針を一部抜粋してご紹介いたします。生態環境保全管理方針は、PDFをご参照ください。

生態環境保全管理方針について

北海道大学札幌キャンパスは、札幌市の中心部に位置し、学術研究や自然環境教育の場となっています。キャンパスの緑地は、学生、教職員の通勤・通学、余暇に加え、市民のほか多くの見学者が訪れる憩いの空間とされています。このたび、適正な生態環境の保全と持続的管理のために、「生態環境保全管理方針」を定めましたので、みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。
(令和2年2月5日策定、令和5年3月10日一部改正)

基本理念

「豊かな生態環境の維持と高度な教育研究活動とが両立するサステイナブルキャンパスの創成」

北海道の自然と豊かなキャンパス環境に根ざした特徴ある教育研究を推進することを目指し、学内の豊かな生態環境の維持と高度な教育研究活動とが両立するサステイナブルキャンパスを創成します。

基本方針

  • 生態環境のゾーニングとその管理方針に応じた保全と管理を行う
  • 豊かな生態環境を保全し、その特徴をいかした教育研究活動に取り組む
  • 構内の緑地を余暇活動の場として快適・安全に維持する
  • 生態系と緑地の計画・管理体制を充実させる

生態環境のゾーニング

生態系の特性とキャンパスマスタープランを考慮して、開発行為を禁止し将来にわたり保全する「生態保全緑地」(恵迪の森、遺跡保存庭園、サクシュコトニ川周辺など)、現状の景観への影響を最小限にとどめ、できるだけ現状を維持する「景観維持緑地」(正門周辺、中央ローン、エルムの森、大野池周辺、ポプラ並木と花木園、イチョウ並木など)及び学内者が主に利用する「教育研究利用緑地」(生態保全緑地と景観維持緑地以外の非建蔽地・未舗装地、農場、運動施設など)に区分し、保全と管理に取り組みます。加えて、本学の景観を代表する樹木、希少性の高い樹木、由緒ある樹木を「保存樹木」として指定します。

保全のための取り組み

生態環境保全のため、動植物を定期的にモニタリングし、調査結果は生態環境の保全と維持管理、教育研究のための資料として活用します。

維持管理のための取り組み

数年ごとに維持管理の計画を策定し、危険木の点検、芝生の維持管理、外来種・危険生物の防除、緑地の利活用、情報発信等に取り組みます。

利活用のための取り組み

生態保全緑地への調査研究以外での立ち入り、景観維持緑地での火気の使用、車両の乗り入れ、球技、運動競技、重量物の持ち込み、数日以上の工作物の設置は禁止とします。教育研究利用緑地は、個別に利用ルールを定めます。学外からの取材や団体利用は、施設部環境配慮促進課及び担当部局への事前の申請を必要とし、生態環境マネジメントWGで緑地への影響などを確認し、注意事項を伝達します。

本方針の改定

本方針は、生態環境調査及び樹木調査などによる情報の更新、関連計画の変更、生態環境マネジメントWGの検討などにより、ゾーニングを含めて、適宜更新をはかります。

  • 令和2年2月5日策定
  • 令和5年3月10日一部改正