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国連大学SDG大学連携プラットフォーム共通講義「国連SDGs入門」を開講、大学間交流会に参加

サステイナビリティ推進機構SDGs事業推進部門は、2025年度前期より、全学教育科目(教養科目)として「国連SDGs入門」を開講しました。

この取組は、国連大学サステイナビリティ高等研究所が2020年に設立した「国連大学SDG大学連携プラットフォーム(SDG-UP)」の一環として実施したものです。SDG-UPは、日本と世界の持続可能な発展に貢献することを目的として、国連大学と、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて意欲的に取り組む日本の大学が連携し、高等教育におけるSDGs教育の推進、人材育成、そして多様なステークホルダーとのパートナーシップを強化する枠組みです。北海道大学はこのプラットフォームに設立当初から参画しています。

SDG-UPの「SDGsカリキュラム分科会」では、参加大学のそれぞれの強みを活かした講義動画を提供し、全国最高水準の一般教養科目教材「国連SDGs入門」を共同で製作しました。北海道大学からは2本の動画教材を提供しており、2022年のパイロット運用を経て、2025年度から本格的な運用を開始しました。

本格運用を開始したことに伴い、北海道大学では、学部1年生から履修可能な全学教育科目(教養科目)「国連SDGs入門」を開講しました。受講生は、本科目受講をとおして、サステイナビリティに関する幅広い知識を身につけるとともに、SDGsの社会的、経済的、環境的、ガバナンス的側面の有機的関連性を見る視座や自主的かつ協調的に考える力を養っています。さらに、身近な製品のサプライチェーンマップをつくる課題を通じて、「責任のある調達(サステナブル調達)」のあり方や、企業の社会的責任への取組についても深く学んでいます。

また、「国連SDGs入門」を履修した学生間での交流やネットワークづくりを目的として、7月26日(土)には、SDG-UPが主体となる受講生交流イベントがオンライン形式で開催されました。全国5大学から38名(本学からは2名)が参加し、参加学生等は、本科目を受講した感想を共有するとともに、「ポストSDGs」をテーマとしたディスカッションを行いました。学生同士の交流を通じて、学びを深めると同時に、将来に向けたネットワークづくりの貴重な機会となりました。

サステイナビリティ推進機構SDGs事業推進部門は今後も、国内外の大学や機関と連携しながら、持続可能な社会の実現に貢献する教育・研究活動を推進してまいります。

サプライチェーンマップづくりに取り組む様子
受講生交流イベントの様子(オンライン)