活動・調査報告
サステイナビリティ推進機構SDGs事業推進部門は、8月5日(火)から8日(金)までの4日間、Hokkaidoサマー・インスティテュート(HSI)2025において、学生や社会人等を対象とした集中講義「国際SDGs入門」を開講しました。
この講義は、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)に関する国際的な視点を学ぶことを目的としたもので、事前に履修登録した29名が対面及びオンライン形式で参加しました。全8回の講義を通じて、参加者はSDGsの基本的な枠組みから、国際的な取組の実例まで幅広く学びました。
講義では、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に基づくSDGsの概要をはじめ、サステイナビリティの潮流や、本学が展開する国際教育プログラムOGGs(One Program for Global Goals)の3つのコース(NJE3・PARE・STSI)におけるSDGsの取組、さらにESG投資(環境・社会・ガバナンスを考慮した投資)の動向等、理論と実践の両面から学びを深めました。
また、講義の中では、国際的な現場で活躍する専門家による特別講義も実施されました。国際熱帯木材機関(ITTO) 三次 啓都 氏、国際協力機構(JICA)キルギス事務所職員 安藤 岳洋 氏の2名を外部講師として迎え、世界規模の環境・社会課題や地域に根ざした持続可能な開発の取組について紹介いただきました。参加者は、講師とのディスカッションを通じて、理論だけではなく現場の視点からもSDGsを捉える力を養いました。
「国際SDGs入門」は、国際的な課題に対する理解を深めるとともに、持続可能な社会の実現に向けて自ら考え、行動する力を育む貴重な機会となりました。サステイナビリティ推進機構SDGs事業推進部門は今後も、国内外の教育・研究機関と連携し、SDGsの達成に向けた教育活動を積極的に展開してまいります。
HSI「北大フィールドサマースクール」概要
- 開講期間 : 2025年8月5日~8日
- コース : グローバル・リベラル・アーツコース
- 対象 : 学生・社会人等
- レベル : 学部
- 授業形態 : ハイブリッド(対面とオンライン選択可)
- 担当教員 :
- 加藤 悟 教授 (サステイナビリティ推進機構)
- 三次 啓都 氏 (ITTO)
- 安藤 岳洋 氏 (JICAキルギス事務所)
- 大竹 翼 教授 (工学研究院)
- 森 太郎 教授 (工学研究院)
- 松島 肇 講師 (農学研究院)



