活動・調査報告

小篠隆生先生の最終講義が開催されました

2024年3月1日(金)北海道大学札幌キャンパスにて、北海道大学大学院工学研究院 建築都市部門の小篠隆生准教授の最終講義が開催されました。最終講義は、174名の方々が鈴木章ホールに参集しました。

小篠先生は、1958年に東京都のお生まれで、北海道大学工学部建築工学科で学生時代を過ごされ、1993年に本学に着任されて以来、約30年にわたりキャンパス計画や都市・建築設計の教育・研究の中心であり続けられました。本学のキャンパス計画に関しては、日本の国立大学で初めての策定となったキャンパスマスタープラン1996の企画当初からご尽力をされ、20062018年のキャンパスマスタープランの2度の改訂も含めて、草創期から現在まで主導的な役割を果たされました。

講義は、『まちづくりに魔法はない! -「ない」を「ある」に変えるためにキャンパス+建築+まちをシームレスに考える-』と題され、着任当初より尽力された本学のキャンパス計画の取り組みから、日本建築学会著作賞を受賞された著作『「地区の家」と「屋根のある広場」』でまとめられたイタリアの公共建築の調査の一端、また、東川町をはじめとする地域のまちづくりのご活動の事などを、生き生きとしたエピソードとともに話されました。そして、それらの活動を通しながらのメッセージとして、まちづくりに魔法はなく、粘り強く継続することの重要性を語られました。

最終講義は、本学学生や教職員の他、多くの卒業生も聴講に訪れ、大盛況でした。講義後は、小篠先生が設計に関わられた北海道大学オープンイノベーションハブ エンレイソウにて退職記念祝賀会が開催され、先生を囲んであたたかかく和やかなひとときとなりました。

最終講義を行う小篠先生
質疑応答の様子
退職記念祝賀会の様子
本学のキャンパス計画について説明する小篠先生
花束贈呈の様子
集合写真(退職記念祝賀会後)