活動・調査報告

  • HOME
  • 活動・調査報告
  • 「留萌管内高等学校・北海道大学SDGs・ゼロカーボンプロジェクト2024」プレワークショップを開催

「留萌管内高等学校・北海道大学SDGs・ゼロカーボンプロジェクト2024」プレワークショップを開催

2022年度より、北海道教育庁留萌教育局と北海道大学は連携して、SDGsやゼロカーボンを題材に高校生が管内の課題を探究し、その成果を発信することで地域住民のSDGs・ゼロカーボンの理解促進、行動変容を図るプロジェクトを行っています。5月28日(火)にオンラインでキックオフミーティングを実施し、参加校ごとに探究活動をスタートしました。7月22日(月)には、本プロジェクトのプレワークショップを北海道大学学術交流会館で開催しました。

本プロジェクトの初年度の参加校は留萌高等学校1校のみでしたが、2023年度及び2024年度は留萌管内の5校が参加し、このうち今回のプレワークショップには、4校(留萌高等学校、苫前商業高等学校、羽幌高等学校、天塩高等学校)から生徒21名及び教諭4名、北海道教育庁留萌教育局から職員4名、北海道立教育研究所から助言者1名が参加しました。

プレワークショップでは、最初に加藤悟サステイナビリティ推進機構教授が「令和6年版環境・循環型社会・生物多様性白書」を基に、炭素中立(カーボンニュートラル)、循環経済(サーキュラエコノミー)、自然再興(ネイチャーポジティブ)、及びSDGsについて解説しました。
昼休みを挟んだ後、「折り紙の先端技術への応用」と題して、繁富香織 大学院教育推進機構准教授が講義を行い、自身が研究者となった心構えと、折り紙技術の多分野での応用について解説しました。続いて、「大学で学ぶSDGs」と題して、出村誠総長特命参与が講義を行い、自分たちの地域を知り、地域で自分たちの取り組みを探すことの重要性について解説しました。講義後は、生徒たちがこれまで取り組んできた探究活動についてワールドカフェ方式で討論を行いました。他校生徒などとの交流を通じて、さまざまな視点からの見方や考え方を知り、それぞれが取り組む課題への理解を深めていきました。

最後に、助言者などから今後の探究活動に向けてのアドバイスを行い、プレワークショップは終了しました。今後は、参加生徒自らがさらに探求活動を進め、本学教員や大学院生の指導を受けながら年度末に向けてプロジェクトの成果をまとめる計画となっています。

講義を行う加藤教授
講義を行う繁富准教授
講義を行う出村総長特命参与
ワールドカフェに取り組む生徒たち