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「北海道大学×HBC SDGs大学 in JTの森 積丹 ~育つ森の不思議~」を開催しました

サステイナビリティ推進機構SDGs事業推進部門は、北海道放送株式会社(HBC)と連携し、8月31日(土)に「北海道大学×HBC SDGs大学 in JTの森 積丹」を実施しました。4回目の開催となった今回は、抽選で選ばれた10代から70代までの29人が参加しました。

朝8時にHBC本社1階ロビーに集合した参加者は、借り切りバスで約1時間半かけて、積丹町に移動しました。この日は生憎の雨模様のために当初予定していたプログラムを少し変更し、始めに積丹町総合文化センターで日本たばこ産業株式会社(JT)北海道支社の辻恵里那氏から、JTの森 積丹の歴史や活動について、積丹町役場農林水産課の成田守寿総括主査からは森の管理について解説が行われました。続いて北方生物圏フィールド科学センター(FSC)北管理部森林圏研究領域の吉田俊也教授の解説によって、人工林と天然林が混ざった森林であり、人工林は主に針葉樹、天然林は主に広葉樹で構成されていることなど森の特徴について詳しく学びました。

その後、天候が回復してきたことから、役場から約5キロ離れた美国地区のJTの森 積丹に移動し、吉田教授のほか、サポートスタッフとして同行したFSCの奥山智浩技術専門職員と伊藤悠也技術専門職員及び環境科学院の博士課程の学生とともに約1キロを散策しながら、森の木々や植生を観察したほか、成長錐というT字型の道具を使い年輪のサンプルを抽出して樹齢の計測体験や、唐松の木の伐採作業を見学しました。

散策後は総合文化センターに戻り昼食を挟み、午前中の森での体験についての質疑応答が行われ、最後に、参加記念として、T北海道支社よりJTの森の間伐材でできた「SDGsバッチ」が配布され、札幌への帰路につきました。

サステイナビリティ推進機構は、今後も学外のステークホルダーと連携し、「持続可能な社会」の実現につながる教育・研究の取組・発信を更に進めていく予定です。

概要

  • 名称:北海道 to the futrure プロジェクト presents 北海道大学×HBC SDGs大学 in JTの森 積丹~育つ森の不思議~
  • 講師:吉田俊也(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター教授)
  • ナビゲーター:森結有花(HBCアナウンサー)
  • 日時:2024年8月30日(土) 
  • 参加対象:小学5年生以上
  • 参加料無料
  • 主催:HBC北海道放送
  • 特別協力:北海道大学サステイナビリティ推進機構SDGs事業推進部門
  • 協賛:JT北海道
  • 後援:積丹町
座学で学ぶ参加者
森での体験プログラムの様子
樹齢について解説する吉田教授(右)と伊藤技術専門職員