活動・調査報告
福島大学は、教員と学生が地域の方々と連携して取り組む復興プロジェクトである「協働プロジェクト学修」の1つとして「除染土処分に関する学生ワークショップ」を行っています。今年度は環境省環境再生・資源循環局との共催、サステイナビリティ推進機構などの協力で、9月18日(水)~22日(日)の5日間、全国12大学の大学生等29名による全国初の学生ワークショップが実施されました。北海道大学からは9名の参加希望者があり、抽選により5名の大学生・大学院生が参加しました。
ワークショップでは、5日間にわたって福島県浜通りに滞在し、中間貯蔵施設や長泥地区環境再生事業エリアを始めとする現地見学、行政職員や研究者による講義と対話、学生同士の議論などを通して学びを深めました。
このワークショップでの学びをもとに、ワークショップ後も学生は全国各地で主体的かつ多様な取り組みを続けてきました。北海道大学と公立はこだて未来大学からの参加者で構成される北海道班では、12月14日(土)に、本学大学院教育推進機構がチ・カ・ホで開催した「サイエンスフェスタ」に出展し、復興の現状や除染土問題についてのパネルを基に、一般の方々に説明したり、疑問や質問に答えたりしました。
また、12月15日(日)には全国の活動報告会が開催され、北海道班は学術交流会館からオンラインにて参加しました。活動報告会においては、公立はこだて未来大学で行った講義やサイエンスフェスタでの一般来場者アンケートの集計結果を報告しました。さらに、今後も除染土問題の理解醸成を目的として、来年2月頃には札幌市内のフリースクールの中学生を対象に授業を行う予定であることや、同年5月には大学生を対象にイベントを開催する予定であることなどについて発表しました。
サステイナビリティ推進機構は、北海道班の活動に協力し、12月14日でのチ・カ・ホでの出展と、12月15日の学術交流会館での活動報告会をサポートしました。今後もサステイナビリティ推進機構は学生主体の活動をサポートしていきます。

