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「きたみてガーデンSDGs農園」プロジェクトを含む北海道マラソン2024 SDGsの取組が日本陸連アスレティックス・アワード2024で「BEST THINK賞」を受賞

サステイナビリティ推進機構が北海道マラソン2024組織委員会と協力実施した「きたみてガーデンSDGs農園」※1プロジェクト及び本学の木材を使用したモニュメント制作※2を含む「北海道マラソン2024 SDGsの取り組み」※3が、日本陸上競技連盟(JAAF)の「アスレティックス・アワード2024」において、「BEST THINK賞」を受賞しました。この賞は、JAAFが2022年にスタートした、陸上を通じた社会貢献を目指すSDGsプロジェクト『#LETSTHINK_(レッツシンク)』における最高賞です。


12月19日(木)に行われた表彰式では、本学、北海道マラソン2024組織委員会及び北海道マラソン2024大会パートナーであるよつ葉乳業株式会社に楯が授与されました。

今後も、サステイナビリティ推進機構は、札幌キャンパス内の資源循環を図りながら北海道マラソンを持続可能な大会とするために、同マラソン組織委員会等と連携し、さまざまな取組を実施していきます。

学生団体「きたみてガーデン」と北海道マラソン事務局、北海道大学総合博物館、北方生物圏フィールド科学センター及びサステイナビリティ推進機構のプロジェクト関係者
アスリート・オブ・ザ・イヤーを受賞した北口 榛花選手ら受賞者と。 後列左から、豊島雄作北海道マラソン2024組織委員会事務局長、西山正よつ葉乳業株式会社取締役、松山元樹サステイナビリティ推進機構特定専門職員 (提供:日本陸上競技連盟/フォート・キシモト)

授与された楯を持つ林 忠一FSC連携URA(右から3人目)
アワードの会場では取組みの紹介も行われた
SDGs農園の整備作業は6月から行われた。左から北海道マラソン2024組織委員会の勝山将平氏、西村孔佑施設部施設企画課係長、林連携URA
北大の木材を利用したモニュメント「エゾシカ」はマラソンコースの折り返し地点に設置された ※写真は大会前日の大通公園での展示の様子
SDGs農園で収穫された野菜が提供された大会前日のカーボローディングパーティ(ランナーの交流イベント)で振る舞われたサラダ

※1「きたみてガーデンSDGs農園プロジェクト(以下、SDGs農園)」
札幌キャンパスで回収された落葉からできた腐葉土の利活用を通して、キャンパス内の資源循環の在り方について、本学学生・教職員だけでなく地域社会とともに考えることを目的としたプロジェクト。総合博物館の中庭に設置したSDGs農園は、北方生物圏フィールド科学センター(FSC)札幌研究林・生物生産研究農場、ミュージアムカフェぽらす、総合博物館、施設部の協力を得ながら、本学教職員、北海道マラソン2024組織委員会及び本学学生を主体とした総合博物館のボランティアグループ「きたみてガーデン」が造成・管理している。

※2「モニュメント制作」
モニュメントは北海道大学の跨道橋鉄橋工事に際してやむを得ず伐採された木材を使用。動物(エゾシカ)はランナー等からの投票で決定した。また、モニュメントが設置されている土台は2023年大会に合わせて制作され、北海道産の間伐材
使用された。道産材を使うというアイディアは、北海道大学施設部施設企画課SDGs本部担当の難波江有三係長(当時)のほか関係者によるもの。2023年大会でも特別協力として北海道大学の名がクレジットされている。

※3「北海道マラソン2024 SDGsの取り組み」(日本陸上競技連盟公式サイトより)
北海道マラソンを持続可能な大会としていくため、様々なSDGsの取り組みを実施している。2024年大会の新たな取り組みとして、コースとなる北海道大学と連携し、キャンパスで回収された落葉からできた腐葉土を利活用して資源循環を図る「きたみてガーデンSDGs農園プロジェクト」で育てた野菜を、カーボローディングパーティでランナーに提供したり、構内のカフェでその野菜を使用したオリジナルメニューの販売を大会期間限定で行った。また大学の工事で伐採された木を折り返し地点のモニュメントに再利用した。大会パートナー企業であるよつ葉乳業との取組みでは、大会当日と、大会翌日にコースをきれいにしながら走るプロギングプロジェクトを実施した。