活動・調査報告
「第20回世界冬の都市市長会議」が12月17日から19日(関連イベントは21日まで)に札幌コンベンションセンターで開催され、SDGs事業推進部門 加藤悟 教授が「北海道⼤学が取り組むGX(グリーントランスフォーメーション)」と題して講演を行いました。
「世界冬の都市市長会」は、”冬は資源であり、財産である”というスローガンのもと、世界中の冬の都市が集まり、冬の技術や経験、まちづくりの取り組みを学び合う世界9か国22都市が会員となっている国際ネットワークです。第20回目となる本会は、メインテーマを「冬の都市の新たな可能性~持続可能な社会の実現~」に据え、世界の会員都市及び非会員都市8か国約20都市の市長等が参加しました。
本会議では、冬の都市に共通するエネルギー課題について考える機会とするため、12月18日に特別テーマ「冬の都市におけるGX(グリーントランスフォーメーション)」に関する講演が設けられ、札幌市、北海道大学及びデンマーク大使館がそれぞれ講演しました。加藤教授は、日本における再生可能エネルギー導入の現状について説明するとともに、北海道大学の取り組みとして、ネイチャーポジティブと地域社会ポジティブを両⽴させる社会システムの実装を⽬指している共同プロジェクト拠点「リニューアブルエナジー リサーチ&エデュケーションセンター(REREC, 2024年6月設立)」と、世界のGXを牽引できる⼈材育成と、卓越研究とその社会実装を両⽴する研究センターの構想について紹介しました。
また、本会議では17日から18日にかけて分科会や政策研究会が行われ、「冬の都市における都市開発」をテーマとする分科会では工学研究院 髙野伸栄 教授がファシリテーターを務め、「冬の都市におけるエネルギー」をテーマとする政策研究会では北極域研究センター ユハ サウナワーラ 准教授がファシリテーターを務め、工学研究院 森太郎 教授が「札幌市・ウランバートル市の都市間連携事業による学術協力」について発表しました。
