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Hokkaido Summer Institute 2017 にて開講いたしました

持続可能な社会の構築は世界的課題であると同時に、各々の地域社会において、その自然条件や社会条件に応じて、異なる方法と解決策を持って実現されるものです。本コースでは、個々の地域がもつ生活空間と、その中に位置する大学キャンパスの関係に着目しました。キャンパスと周辺地域を含めた生活圏の空間デザイン、その空間で生み出される学生や教職員、住民らとの相互作用、空間の質を向上させるためのキャンパスマネジメント、環境負荷低減等の観点から、キャンパスの持つ社会的役割を多角的に理解することを目的とするものです。

担当教員:北海道大学 松藤敏彦 小篠隆生 池上真紀

ルクセンブルク大学:アリアネ・ケニッグ

◇7月3日 Study tour on Sapporo Campus

◇7月4日 Lecture: Campus planning and design(小篠)

◇7月5日 Lecture: Building environment and energy consumption management on campus(池上)

◇7月6日 Solid waste management and recycling on campus(松藤)

◇7月7日 Study tour in the city (北海道熱供給公社)(北海道ガス株式会社札幌東ビル技術開発・研修センター)

◇7月10日 Lecture: Sustainable campus assessment(池上)

◇7月11日 Lecture: Tackling 21st Century sustainability challenges: Living laboratories as sites for transformative social learning(ケニッグ)

◇7月12日 Lecture: Towards better understanding Complex and Dynamic Social Ecological Systems(ケニッグ)

◇7月13日 Workshop: The practice of collaborative conceptual systems mapping (ケニッグ)

◇7月14日 Lecture: Science and citizens meet challenges of sustainability 2017(ケニッグ)

机の上に座っている人たち

低い精度で自動的に生成された説明
部屋に集まっている人たち

自動的に生成された説明

 

会議室でパソコンを使っている男性

中程度の精度で自動的に生成された説明
飛行機が建物についている人たち

中程度の精度で自動的に生成された説明

 

テーブルを囲んでいる人達

自動的に生成された説明
屋内, 人, テーブル, 子供 が含まれている画像

自動的に生成された説明

 

デスクの上に座っている男性

低い精度で自動的に生成された説明
建物の前に立っている男女

低い精度で自動的に生成された説明

 

2週間のコースには、大学キャンパスに含まれる様々な機能や管理の仕組み、環境負荷の実態、キャンパス評価システム、広くは、現代文明の形を問う「人新世」の概念、「切り身社会」の問題などの学習、市内の施設見学、システム思考のワークショップによる複合的問題の捉え方の訓練など、多種多様な教育が含まれました。①概念の学習、②札幌キャンパスという実例、③問題解決のための思考方法の訓練、これら3点がコースでカバーされており、サステイナビリティの概念をバランスよく理解する機会としました。

精華大学(中国)博士課程と、アジア工科大学(タイ)修士課程の学生が履修し、また、自由聴講ではありましたが、システム思考のワークショップに本学の日本人学生が参加できたことにより、履修学生たちが、異なる社会条件を前提とする学生たちと議論し、問題解決方法の創出と、そのための意思決定過程を試行できたことは非常に重要でした。

人, 建物, 天井, 屋内 が含まれている画像

自動的に生成された説明

北海道熱供給公社札幌駅南口エネルギーセンター見学の様子

部屋に集まっている人たち

自動的に生成された説明

ケニッグ博士の講義の様子

ポーズをとる男性グループ

自動的に生成された説明

北海道大学共同溝見学の様子