活動・調査報告
国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)は「39th Global Seminar」を8月7日~9日に開催しました。本セミナー2日目では、北海道大学横田篤理事・副学長が登壇し、基調講演を行いました。
国連大学グローバル・セミナーは、現代社会が直面している地球規模の問題と国際連合の取り組みについての意識を高めることを目的に開催されています。学生や若手社会人の方々が、国内外の著名な学者や実務家と講演やグループ討論を通して交流し、特定の問題について話し合うまたとない機会となっています。また、講義は英語で行われます。
39thのテーマは「持続可能な農業と食料生産:食料安全保障の確保にむけて」です。
セミナー2日目に、横田理事・副学長は「Hokkaido University’s Challenge for Sustainable Food Production: Case Studies in Agriculture, Livestock and Fisheries」と題して講演を行いました。
講演では、持続可能な食料生産のために北海道大学で行われている最新の研究や、JICA・地方自治体・企業との協働プロジェクトの事例、そして、食糧資源に関する世界的な問題を解決できる国際的リーダーを育成を目的として2017年に設置された国際食資源学院について説明を行いました。
また質疑応答では、セミナーの参加学生から「食料安全保障のためにどのようなことに取り組んだらよいか?」と質問が出されました。これに対し横田理事は「持続可能な食料生産のためには、国内で生産されたものを消費することが大切だ」と返答しました。
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