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「環境学習イベント~カーボンクエスト:炭素は全ての源~」を実施しました

北海道大学サステイナビリティ推進機構は、合同会社エゾリンクと共催で、「環境学習イベント~カーボンクエスト:炭素は全ての源~」を8月20日に開催しました。

本イベントには事前申込のあった13名が参加しました。

講義「炭素循環」

本イベントは、「炭素循環」についての説明から始まりました。「炭素」は全ての生き物が生きていく上で欠かせない物質です。そして「炭素」は、生き物の呼吸や生命活動を通して循環が行われています。「陸」と「海(水中)」それぞれで、どのように炭素が循環しているか、説明を行いました。
また参加者たちは、二酸化炭素(CO₂)の動きを知るための簡単な実験を行いました。大気中と水中の二酸化炭素(CO₂)は、水中に溶け出したり、大気に放出されたりを常に繰り返しています。この一連の様子を知るために、水が入ったペットボトルに自分の息を吹きかけ、水がどのように変化するかを観察しました。

呼吸や光合成の確認 & ゲーム「カーボンクエスト」

参加者たちは中央ローンで二酸化炭素量の測定をおこないました。呼吸や光合成をとおして、炭素量がどのように変わるのかを測定しました。
また、炭素循環を体感してもらうために、ゲーム「カーボンクエスト」を実施しました。自分が炭素になりきり、炭素が光合成や呼吸や生体活動を通して、大気や陸上動物等に炭素が移っていくことを学びました。

講義「人間活動と炭素循環」

最後に、近年の人間活動と炭素の関係について講義をおこないました。化石燃料の使用によって大気中の二酸化炭素が増えていること、二酸化炭素が増えたことで地球全体の温度が上昇していること、それにより自然現象が変化していること、そして自然現象の変化により人間の生活に影響が出ていることを説明しました。最後に、地球温暖化の進行を食い止めるために採択された「パリ協定」や、日本の温室効果ガスについての目標「2050年ネットゼロ宣言」について説明して、本イベントは終了しました。

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