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「アスリート×専門家による 気候変動に関するトークセッション」を開催しました

公益財団法人日本オリンピック委員会、一般社団法人冬季産業再生機構、サステイナビリティ推進機構SDGs事業推進本部及び地球環境科学研究院は、10月19日(木)、地球環境科学研究院大講義室で「アスリート×専門家による 気候変動に関するトークセッション」を開催しました。このトークセッションには、本学の学生、教職員及び高校生を含む一般市民39名が参加しました。

最初に、元オリンピックスキーアルペン日本代表で冬季産業再生機構会長である皆川賢太郎氏から、冬季産業再生機構が設立された目的や、観光庁が進める「国際競争力の高いスノーリゾート形成促進事業」について説明があり、その後、地球環境科学研究院の山中康裕教授が気候変動と社会変革について講演しました。2人からは、日本が海に囲まれた島国であり、世界的にウィンタースポーツに恵まれた環境であること、気候変動により世界中でスポーツに適した場所が失われつつあること、気候変動を防ぐためには社会変革が必要であることなどが説明されました。

その後、皆川氏、山中教授、吉村暢彦講師(酪農学園大学)、小口貴久氏(元オリンピックリュージュ日本代表)、髙平慎士氏(元オリンピック陸上競技日本代表)、堀島行真氏(オリンピックスキーモーグル日本代表)、米山知奈助教(北海道文教大学/元オリンピックアイスホッケー日本代表)によるトークセッションが行われ、各パネリストから、世界各地の練習場所や世界大会で感じた気候変動の影響、環境への配慮に関する説明がありました。この中で、吉村講師からは「ゲレンデ行動学」について説明があり、スキー場でのスキーヤーや圧雪車などの行動を可視化することで、スキー場利用者にも環境の両方に配慮したゲレンデ運営が可能であることが示されました。

最後に、参加者と登壇者の質疑応答が行われ、「スポーツやスポーツ関連イベントで、気候変動や自然環境にポジティブなインパクトを与えられる挑戦例があったら教えてほしい」との質問に対して、小口氏からは「オリンピックが一例として挙げられます。次のパリ五輪では観客を含めた移動にEV車を使用する計画があり、こうした社会変革の実践の場にもなっています」と説明がありました。

サステイナビリティ推進機構SDGs事業推進本部と地球環境科学研究院は、今後も学外のステークホルダーと協力して、「持続可能な社会」の実現に向けた教育と研究の取組を進めていく予定です。

集合写真(左から皆川氏、山中教授、吉村氏、米山氏、堀島氏、髙平氏、小口氏)
講演を行う皆川氏 
講演を行う山中教授