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学生向けシンポジウム「北海道のGXと経済をつなぐ未来とは」を開催しました

GX・金融コンソーシアム「Team Sapporo-Hokkaido」と北海道大学サステイナビリティ推進機構は、共催で学生向けシンポジウム「北海道のGXと経済をつなぐ未来とは」を5月10日(金)に、本学クラーク会館およびオンラインで開催しました。本シンポジウムには、会場・オンライン合わせて507名の方々に参加いただきました。(会場参加:385名、オンライン参加:122名)

シンポジウムでは、札幌市町田隆敏副市長の開会挨拶、北海道大学瀬戸口剛理事・副学長(最高研究責任者)の挨拶があった後、DNVビジネス・アシュランス・ジャパン株式会社 サステナビリティサービス統括部 プリンシパル 金留正人 氏が、「北海道のGXと経済をつなぐ未来とは」と題して基調講演を行いました。今後社会に出ていく学生たちが、あるべき未来(≒ゴール)を知覚・言語化して共有化し、様々なタイプの人々と価値・信念を受け入れ合い、そして実現可能な知識とスキルを身に付けて行動することで、求める未来を創っていくことになると講演しました。そのためには、理系・文系といった括りに捕らわれず、お互いの得意分野を活かして、それぞれ役割を果たすことが大事であると説明しました。
続いて「GXとスタートアップがつくる北海道の未来」をテーマに、パネルディスカッションを行いました。NPO法人ezorock 代表理事でもあり、NPO法人北海道NPOサポートセンター(戦略担当理事)でもある草野 竹史 氏、Beyond Next Ventures 株式会社 投資部門担当の 梁 哲治 氏、北海道 ゼロカーボン推進監の 田中 仁 氏、金留正人 氏の4名が登壇しました。モデレーターは北海道大学大学院工学研究院 石井一英 教授が務め、会場参加者に挙手を求めたり、Q&Aなど参加者との双方向コミュニケーションできるWebサービスのSlidoを活用するなどして、視聴者参加型で進行しました。
バネラーからは、使われなくなった釣り堀で小水力発電する取組の紹介や、世界の温室効果ガスの約4分の1が農林水産関連から排出されていることからアグリ・フードテックが注目されていることや、ディープテックが世界を変えうる状況になっていること、北海道は再生可能エネルギーポテンシャルがとても大きく8つのプロジェクトが動き、「GX金融・資産運用特区」の提案をしていることなどが紹介されました。
ディスカッションでは、視聴者からの質問に答えるというかたちで、NPOという立場でアクションするといろいろな人と助け合いやすいことや、スタートアップもお金だけでなく社会的インパクトが評価されていることなどが説明されました。

最後に、環境省北海道地方環境事務所 牛場雅己 所長が閉会挨拶を行い、本シンポジウムは閉会しました。

サステイナビリティ推進機構は、今後もTeam Sapporo-Hokkaidoの活動を通じて、北海道のGXの推進に貢献してまいります。

シンポジウムの様子
開会挨拶を行う札幌市町田隆敏副市長
挨拶を行う北海道大学瀬戸口剛理事・副学長(最高研究責任者)
基調講演を行うDNVビジネス・アシュランス・ジャパン株式会社 金留正人 氏
パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションでモデレーターを務めた北海道大学工学研究院 石井一英 教授
パネリスト(左から)草野 竹史 氏、梁 哲治 氏、田中 仁 氏、金留正人氏
閉会挨拶を行う環境省北海道地方環境事務所 牛場雅己 所長