活動・調査報告
地方独立行政法人北海道立総合研究機構(道総研)は「第8回道総研オープンフォーラム」を9月27日に、かでる2・7 (北海道立道民活動センター)にて開催しました。本フォーラムの基調講演に横田篤理事・副学長(最高サステイナビリティ責任者)が登壇し、「北海道の未来を見据えた北海道大学の取り組み ―SDGsを中心に―」と題して講演を行いました。
横田理事・副学長は講演で、北海道大学は世界最⼤の研究林(国⼟の0.2%)、広⼤な農場を保有しており、フィールド資産を活⽤して、SDGs課題の中核をなすフィールドサイエンスに強みを持つ⼤学として発展してきたこと、キャンパスマスタープランを国立大学で初めて策定したこと、THEインパクトランキングで5年連続国内1位の評価を得ていること、昨年度、北海道大学が地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)に採択されたこと、令和5年には「HU VISION 2030」を、令和6年には「北海道大学サステイナビリティ宣言」を策定したこと等を説明しました。
また横田理事・副学長は、こうした本学発展の経緯を踏まえ、学⻑のリーダーシップ(トップダウン)により、サステイナビリティやSDGsの概念を⼤学全体に浸透させ、組織の⼀体感の醸成と、SDGsの倫理観の浸透を実現し、これにより、⼤学が総合⼒を発揮して世界の課題解決に取り組むこと(ボトムアップ)で、社会から共感を得てその存在価値を⾼め、社会的インパクトを上昇させることが本学の運営に肝要であると考えていると述べました。さらに横田理事・副学長は、その上で、北海道地域の持続可能な未来社会の構築のために、北海道大学は⾃治体と連携した共同研究、⼈材育成などへの展開に貢献、すなわち「第9期北海道総合開発計画」及び「北海道総合計画」の達成に貢献していきたいと述べました。
また、本フォーラムの展示ホールでは、「HU VISION 2030」や、THEインパクトランキングで本学が評価されていることを紹介するパネル展示を行いました。




