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「巌鷲寮(佐藤・新渡戸記念寮)」の創立記念式典(寮祭)で、横田篤理事・副学長が講演

巌鷲寮(佐藤・新渡戸記念寮)の創立記念式典(寮祭)が11月23日に開催され、横田篤理事・副学長が「北海道大学のSDGsの歴史と現在地」と題して講演をおこないました。

巌鷲寮は1927年(昭和2年)に創立された学生寮です。北海道帝国大学に新設された医学部の第1期生になるべく北大の予科に入学した4人の学生が、当時の佐藤昌介総長に熱心に働きかけ、今のクラーク会館付近のキャンパス内に学生寮「巌鷲寮」が建設されました。北大生協本部前には本寮設立の地としての記念プレートが掲示されています。現在の4代目の「巌鷲寮」は1999年に開寮し、札幌農学校校長、東北帝国大学農科大学学長、北海道帝国大学初代総長を歴任された佐藤昌介先生、佐藤先生の盟友で寮を訪問したこともある新渡戸稲造博士から名前をとって「佐藤・新渡戸記念寮」と称しています。本寮は、旧南部藩にゆかりのある男子学生(岩手、青森県出身者)のために設立・運営されてきましたが、現在は全国から男子学生のみならず女子学生も入寮しています。

本式典で、横田理事・副学長は、佐藤先生のご尽力により、北海道大学は世界最⼤の研究林(国⼟の0.2%)、広⼤な農場を保有するに至ったこと、こうしたフィールド資産を活⽤して、SDGs課題の中核をなすフィールドサイエンスに強みを持つ⼤学として発展してきたこと、THEインパクトランキングで5年連続国内1位の評価を得ていること、2023年には「HU VISION 2030」を、2024年には「北海道大学サステイナビリティ宣言」を策定したこと等を説明しました。この講演により、さまざまな専門分野であっても北大で学ぶこと自体の価値や素晴らしさを学生の頃から理解してもらいたいことを伝えました。また、2026年には創基150周年を迎えるにあたって、「光は、北から」を合言葉に、世界の課題解決に貢献する大学を目指していることも説明しました。

本式典ではこのほかに、寮生と横田理事・副学長との懇談、寮内所蔵品等の見学ツアーの時間が設けられ、現役の寮生、佐藤・新渡戸記念寮役員との交流の時間も設けられました。

なお、本寮の詳細については以下のURLを参照ください。
https://www.ganjuryo.jp/

当日のスケジュール

  • 16:50~17:30 寮内見学ツアー
           事務室案内/寮生との歓談/寮所蔵品の説明
  • 17:30     集合写真撮影
  • 17:40〜18:30 創立記念式典
           理事長長挨拶
           横田理事・副学長の講演「北海道大学のSDGsの歴史と現在地」
  • 19:00~20:30 寮祭(食事会)
集合写真
講演を行う横田理事・副学長
寮生との懇談の様子