活動・調査報告
サステイナビリティ推進機構SDGs事業推進部門、大学院教育推進機構及び三井物産株式会社北海道支社は、株式会社GEOTRAの協力を得て、11月16日(土)、17日(日)の2日間、学生交流ステーションにおいて「地域課題解決アイディアソン case of 北海道大学×三井物産『サス学』」を開催しました。本学の学部・修士課程学生15名が、4つのグループに分かれてアイディア創出に挑みました。
本アイディアソンは、国連の2030アジェンダに示された経済・社会・環境の三側面の調和を図ることをベースとして、札幌市圏域の地域課題解決事業を考えることを目的としたものです。実施にあたっては、三井物産株式会社の多様な事業活動を学びの題材に活用する探究型アクティブラーニング「サス
学」の教材を用い、株式会社GEOTRAから提供された北海道内の位置情報データが課題抽出や事業機会の発見に用いられました。また、2日間の全体ファシリテーションは、三井物産「サス学」アカデミーCo-producerで東京都市大学の杉浦正吾教授が務めました。
初日は、全員の自己紹介やアイスブレークを行った後、グループに分かれ、「サス学」教材のひとつである「サス学羅針盤」を活用し課題をブレークダウンしていき、KJ法やロジックツリーを活用しながら課題を収束させ、課題解決のためのアイディア出しを行いました。アイディアが効果的かどうかについて、位置情報データなどのファクトを確認しながら作業が進められました。
2日目は、課題解決が実行された時の将来のありたい姿を具体的にしながら、サス学で用いる「未来年表」を活用しつつ未来シナリオを作成していきました。途中で経過報告を何度か挟み、専門家のアドバイスを入れながら、「ビジネスアイディアシート」の作成とプレゼンテーション資料の作成を行い、最後に15分間の発表を行いました。4つのグループからは「丘珠空港大改革」「湯love JZK(定山渓)~温
泉ぶっかけフェス」「藤野すこやかルート」「交友深めて長生きライフ!」と題したビジネスアイディアが提案されました。
各グループのアイディア創出にあたっては、株式会社GEOTRAの小島拓也氏、三井物産株式会社北海道支社業務室の藤井健太次長と沖智恵子氏から助言がなされ、提言された事業案についてもコメントをいただきました。



