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(一社)新渡戸遠友リビングラボ主催「2024年度新渡戸遠友リビングラボ建設・運営支援=連続講座=」に出村誠総長特命参与が登壇

一般社団法人新渡戸遠友リビングラボが主催する「2024年度新渡戸遠友リビングラボ建設・運営支援=連続講座=」の第8回講座が2月11日に愛生舘サロン(札幌市中央区南1 条西5 丁目8 番地 愛生舘ビル6階)で開催され、北海道大学総長特命参与 出村誠 名誉教授が「『大学教育とSDGs』〜世界から注目される北海道大学のSDGs〜」と題して講演を行いました。

一般社団法人「新渡戸遠友リビングラボ」は、新渡戸稲造が母校・札幌農学校(現・北海道大学)で教鞭をとる傍らメリー(萬里子)夫人と共に1894 年に立ち上げた「札幌遠友夜学校」の思いを引き継ぎ、「新渡戸遠友リビングラボ」(仮称)の建設を目指して活動を続けています。子供から大人まで誰でも差別なく無償で学べる場所をと創立した「札幌遠友夜学校」の跡地である新渡戸稲造記念公園(札幌市中央区南4条東4丁目)に「新渡戸遠友リビングラボ」(仮称)を設立し、創設時札幌遠友夜学校における夫妻の博愛精神と人格陶冶を重視した寛容な教育活動を顕彰すると共に、新渡戸夫妻の志を受け継いで、新渡戸遠友リビングラボを拠点に現代のニーズに応じた人材育成の活動の展開を目指しています。

出村総長特命参与は、はじめに、北海道地域の特徴として自然環境・産業経済・社会構造の情勢が変化してきていることを説明し、世界規模の課題解決に向けて「カーボンニュートラル」「ネイチャーポジティブ」の同時解決がカギになっていることを説明しました。次に、大学教育では、多様な社会へのキャリアパスを主体的に選択でき、大学教育の現場で培ったスキルを活かして活躍できる人材輩出が求められており、北海道大学では、教養レベルからキャリア支援まで「分野をつなぐサステイナビリティ教育」を組み合わせた教育改革を行い、持続可能な未来社会の創り手の育成を行っていることを説明しました。また、北海道大学は、世界最大規模の広大なフィールドを保有しフィールドサイエンスに強みがあること、国立大学最大数の学部を有し多様な研究領域を展開しているという特色を有していることを紹介し、SDGsの17の目標の分野を超えたコミュニケーションの共通言語として活用することで、SDGs関連の教育の見える化や育成プログラムやSDGs関連イベントを実施していることを説明しました。

講演を行う出村総長特命参与
会場の様子

関連リンク:
一般社団法人新渡戸遠友リビングラボ:
https://nitobe-enyu.org/
第8回連続講座「「大学教育とSGGs」~世界から注目される北海道大学のSDGs~」:
https://nitobe-enyu.org/2024_8/