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遺跡から考える北日本における持続可能な資源利用 大学院文学研究科 高瀬 克範先生
環境報告書2018より
高瀬 克範
大学院文学研究科 准教授
高瀬克範准教授らは、遺跡から出土した植物種子や動物骨を研究し、北海道における持続可能な資源利用 を考えています。縄文文化早期~考古学的アイヌ文化期まで120遺跡・150分析単位を対象に、植物・魚類・哺乳類に着目。その結果、植物に関してはドングリ類・ブドウ属などの野生植物とヒエ属を利用する類型が6700年間継続したことなどが判明し、野生植物、サケ科、エゾシカに立脚した資源利用の持続性が高いことがわかりました。
北海道の遺跡から出土した炭化植物種子