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CAS-Net JAPAN2018年次大会に参加いたしました

サステイナブルキャンパス推進協議会(CAS-Net JAPAN)2018年度の年次大会が、11月17日に岩手大学で行われました。当日は晴天でキャンパス内も紅葉が綺麗で、秋の訪れを感じる気候でした。

 第1部の全体シンポジウムでは、岩手大学農学部の廣田純一教授から「東日本大震災からの復興と教訓」と題した講演がありました。震災の被害と復興の状況のほか、生活再建や地域コミュニティの創成などの直面する課題について説明があり、その課題に対して大学教育として実践されている、地域づくり人材育成の取り組みが紹介されました。その後、特別企画として農業教育資料館及びミュージアムツアーが行われました。

天井からハングしたテレビ

中程度の精度で自動的に生成された説明千葉大学の上野教授による趣旨説明

屋内, テーブル, コンピュータ, 部屋 が含まれている画像

自動的に生成された説明事例発表の様子

部屋に集まっている人々

中程度の精度で自動的に生成された説明

第2部は恒例のキャンパスサステイナビリティに配慮した事例発表。セッション1は建築設備・運営部門、セッション2は大学運営部門、セッション3は学生活動部門です。各セッションで発表および活発な質疑応答が交わされ、本学からは以下の4つの発表を行いました。

<セッション1>
「自然環境と同調するキャンパス—中国の大学キャンパスにおける水辺空間の構築—」
 工学研究院建築都市空間デザイン部門 助教 平 輝
<セッション2>
「ASSC回答校の評価分野ごとの傾向分析」
 サステイナブルキャンパスマネジメント本部 特任准教授 池上 真紀
<セッション3>
「北大の大学生協食堂で発生するフードロスについて」
 農学部農業経済学科農業経営学教室4年 葛山 滉大
「北海道大学における福利厚生施設をめぐる環境課題推進委員会の取り組み報告」
 工学部応用理工系学科応用化学コース4年 福山 健
 大学院文学研究科修士課程1年 高橋 真太郎

 第3部では、セッションリーダーからの報告がなされた後、4回目となる「サステイナブルキャンパス賞2018」の表彰式が行われました。受賞した大学は下記の通りです。

<建築・設備部門>
奨励賞:岐阜大学「地域資源を活用した産官学民連携モデル事業による省エネルギー推進と生物多様性の保全」
ESCO事業を産官学民の連携により省エネルギー推進や生物多様性の保全に発展させている取り組みが高く評価されました。

<大学運営部門>
SC賞:三重大学「三重大学省エネ積立金制度(省エネ改修する仕組み)」
自己資金+補助金というシステムを作り上げている点、京都大学の制度をさらに発展させていて、今後の国立大学の大学運営のモデルケースになりうるSC賞に相応しい取組と高く評価されました。

<学生活動・地域連携部門>
SC賞:立命館大学Sustainable Week実行委員会 
「次世代リーダーを育成する増殖型SDGsエコシステムの構築 – Sustainable Weekの取り組み−」
SDGsに学生として真摯に取り組み、次世代リーダーの育成とともに、他大学など複数のステークホルダーを巻き込んでいるという点は、理想的な姿であり、SDGs推進のモデルケースとなる可能性もあり、SC賞に相応しい取組であると評価されました。
奨励賞:愛媛大学生協学生委員会
「学内から始めるサスティナブル企画」
できる範囲が限られている中で、大学生協が企画して新入生ガイダンス等を継続的に行っていることが高く評価されました。廃食油を使ったキャンドルなどは学生らしい取り組みで良いし、リリバックの回収率が70%と非常に高い点も素晴らしい。小さな活動でもしっかりと積み重ねている好事例として、奨励賞となりました。
特別賞:立命館大学Sustainable Week実行委員会が選ばれました。

「サステイナブルキャンパス賞」応募要項(今年度のもの)
http://www.esho.kyoto-u.ac.jp/…/SCprize2017Application18022…

過去の受賞事例
http://www.esho.kyoto-u.ac.jp/?page_id=4535

店の天井から掛けている男性たち

低い精度で自動的に生成された説明サステイナブルキャンパス賞授賞式 立命館大学

男, 立つ, テーブル, 女性 が含まれている画像

自動的に生成された説明岩手大学ミュージアムレンガ造りの建物

中程度の精度で自動的に生成された説明農業教育資料館(旧盛岡高等農林学校本館)