活動・調査報告
令和5年度第1回サステイナビリティ推進員会議を開催しました
サステイナビリティ推進機構は、7月5日(水)に令和5年度第1回サステイナビリティ推進員会議をオンラインで開催しました。各部局のサステイナビリティ推進員および同補佐の他、橫田理事・副学長、菅原理事、施設部職員等合わせて85名の出席がありました。
サステイナビリティ推進機構は、本学の施設、環境及び知的資産を活用し、地方自治体、国内外の大学等と連携して、持続可能な社会の構築に資する教育、研究、社会連携及び人材の育成(以下「サステイナビリティ教育等」という。)を推進し、もって本学のキャンパスの施設及び環境を維持し、及び発展させるとともに、持続可能な社会の構築及び持続可能な開発目標の達成に貢献することを目的としています。本機構は、サステイナビリティ教育等の推進に関する活動について部局等との意見交換及び連絡調整を行うため、定期的にサステイナビリティ推進員会議を開催しています。
令和5年度は今回が1回目の会議であり、以下の内容が話し合われました。
議事次第
- サステイナビリティ推進員制度について
- 令和5年度夏季の省エネルギー対策について(依頼)*1
- 中央ローン及び農・理学部横の緑地の利用について*2
- 生態環境保全管理方針の改定について*3
- THEインパクトランキング2023に関する本学の結果について*4
- 出張FD・SDについて*5
- 令和5年度全学教育科目のSDGs関連情報の提供について*6
- 意見交換
*1令和5年度夏季の省エネルギー対策について
本学では、環境負荷低減に関する削減目標を定め、燃料資源の消費抑制及び省エネルギーに関する取組をより一層推進することとしていることから、今夏は「省エネルギー対策の手引き 2018」等を活用し、教育研究活動等に影響のない範囲で、夏季の省エネルギー対策に一層取り組むよう依頼しました。
本学の構成員全ての者が、自ら実施すべき取組として受け止めていただき、省エネルギーの取組を着実に実施していくことが重要と考えています。このことについて、推進員および同補佐に、部局等の教職員及び学生に周知するよう伝えました。夏季の使用電力量を推進機構から部局毎に取りまとめたデータについて、定期的な公表、学内会議への報告を行っていく予定であることも伝えました。
*2中央ローン及び農・理学部横の緑地の利用について
本学の中央ローン及び農・理学部横の緑地を、大学創設以来の歴史を継承する重要な緑地と考えています。これらの緑地は保全緑地として、また大学の落ち着きと静粛性、くつろぎを与える広々とした空間として維持し、継続的に芝生を育て、樹木を管理しています。
このようなことから、北海道大学の美しい景観、恵まれた環境を守るため、緑地内での火気の使用を禁止するとともに、キャッチボールやサッカー等の球技、自転車の乗り入れなど芝生に強い負荷を与えるような活動は厳に慎むよう、部局内への周知を要請しました。
*3生態環境保全管理方針の改定について
令和5年3月3日に改定された「生態環境保全管理方針」について、改定事項の説明を行いました。「生態環境保全管理方針」は、令和5年2月に行われた生態環境マネジメントWG、3月に行われたキャンパスマネジメント専門委員会を経て改定に至りました。2023年に札幌キャンパス内の緑地面積と緑地率を測定しなおしており、札幌キャンパスの緑地が増えていることを説明しました。また、外来種・危険生物の防除についての記述の改定についても説明しました。
*4THEインパクトランキング2023に関する本学の結果について
令和5年6月1日に発表された「THEインパクトランキング2023」に関する本学の結果について報告をしました。2023年の結果は、総合ランキングで世界22位(国内1位)となりました。報告では、ゴール別のスコアや、今年度から変更になったスコアの算出方法について説明を行いました。
また、5月30日から6月1日にサウジアラビアで開催されたGLOBAL SUSTAINABLE DEVELOPMENT CONGRESS(世界持続可能な開発会議)と、6月14日に早稲田大学で開催されたTHE Japan Masterclassに出席したことについて報告しました。
*5出張FD・SDについて
令和4年度12月より実施している「出張FD・SD『北海道大学のSDGs 達成への取り組みと教育研究活動』」について説明しました。昨年度は14部局で実施し、642名に出席いただきました。しかし全体の16%にとどまっていることから、令和5年度も本FD・SDを実施する予定であり、各部局から実施の要望を受け付けていること、各部局の構成員には積極的に受講してほしいことを説明しました。
出張FD・SD『北海道大学のSDGs 達成への取り組みと教育研究活動』
*6令和5年度全学教育科目のSDGs関連情報の提供について
令和4年度より「北海道大学×SDGs」で公開している全学教育科目のSDGs関連情報の提供について説明しました。令和5年4月から5月にかけて行ったアンケートに協力いただき、ウェブサイト「北海道大学×SDGs」で公開しています。このアンケートは「1年生を含めた学生に向けて、どの科目がどのSDGsに紐づいているかを公開する」「教員側にSDGsを意識してもらう」という2つの目的があります。引き続きアンケートの回答を受け付けており、適宜情報を更新していくことを説明しました。