活動・調査報告
農学部の学生が「札幌北キャンパス屋外パブリックスペース」の整備工事現場を見学
北海道大学は、北キャンパス(札幌キャンパス内創成科学研究棟、北キャンパス総合研究棟5号館及び北キャンパス総合研究棟8号館に囲われたおよそ1.2haの敷地)において、屋外パブリックスペースの整備*を進めています。大学キャンパスの中でこのような屋外空間の整備工事(造園工事)が行われることはなかなかありません。間近に施工の様子を感じることのできる貴重な機会であることから、施工会社、計画・設計さらには設計監理に携わるコンサルタント会社の協力を得て、造園学を学ぶ学生を対象とした見学会を企画し、10月15日に、農学部・大学院農学院の学生6名、及び大学院農学研究院教員2名が、授業「造園学実習」の一環で本整備工事現場を見学しました。
はじめに、農学研究院 松島肇 講師が挨拶を行った後、サステイナビリティ推進機構キャンパスマネジメント部門北岡真吾特任准教授が、本整備事業は、広大で開放的なキャンパスを有する北海道大学ならではのイノベーション・コモンズの実現を目指し、既にある建物群と一体となって多様な学生・研究者の交流や産業界等との連携を促進する機会・空間の拡充に資する屋外空間を形成することを目的としていることを説明しました。
その後約1時間、本整備のプランを担当した株式会社やまチ 窪田映子 氏、工事の現場代理人である株式会社サンコー緑化 大角清人 氏、発注者である北海道大学施設部職員から本整備のプラン概要、主な工事内容や工事の進捗状況等の説明を受けながら、施工現場・施工の様子を見学しました。
見学の後の質疑応答では、完成後のパブリックスペースの管理・運営のことも含め学生から次々と質問があり、参加者の間で活発なやりとりが行われました。
最後に農学研究院花卉・緑地計画学研究室 愛甲哲也 教授が講評を述べて、本見学は終了しました。
*札幌北キャンパス屋外パブリックスペースの整備状況は、こちらで随時公開しています。