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大学院共通授業科目「さっぽろゼロカーボン特論」を開講

サステイナビリティ推進機構及び北方生物圏フィールド科学センターは、札幌市環境局共催のもと、大学院共通授業科目「さっぽろゼロカーボン特論」を8月26日(水)、27日(木)及び28日(金)の3日間にわたり開講しました。本科目は、EXEX博士人材フェローシップの「共創教育プログラム」として実施され、脱炭素社会の実現に向けた理論と実践を融合した学びの場として、大学院生に新たな視点と挑戦の機会を提供しました。


札幌市は現在、脱炭素先行地域、SDGs未来都市、GX金融・資産運用特区に選定されており、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現を目指しています。こうした背景のもと、都市の持続可能性を高めるためには、市民や事業者の行動変容を促す具体的な戦略や提案が不可欠です。本科目には、9学院から専門分野の異なる大学院生11名が参加し、札幌市の脱炭素戦略について学びながら、脱炭素社会の実現に向けた新たなアイディアの創出に取り組みました。


初日の8月26日(水)には、札幌市のエルプラザにてキックオフオリエンテーションを開催し、参加学生に対して話題提供を行いました。札幌市、協力機関である北海道ガス株式会社、サステイナビリティ推進機構のそれぞれから、取組や課題について説明がありました。学生たちは、株式会社Tsumutoのファシリテーター中村幸太郎氏の進行のもと、事前課題をもとに3つのグループに分かれ、課題に取り組み始めました。終了後には、札幌市環境プラザを見学しました。


続く8月27日(木)には、札幌市駒岡清掃工場及び北海道ガス株式会社石狩発電所を訪問・見学しました。現地職員から直接説明を受けながら、施設の仕組みや運用状況、脱炭素に向けた技術的・制度的工夫について学びました。見学後には学びを持ち寄ってグループで議論を重ね、課題への理解を深めました。


最終日の8月28日(金)には、北海道ガス株式会社技術開発研究所にてグループワーク及び成果発表が行われました。学生たちは、札幌市のテーマ「環境プラザから巻き起こす市民の脱炭素行動」、北海道ガス株式会社のテーマ「既存建物の省エネを進めていくには?」、そしてサステイナビリティ推進機構のテーマ「自分たちの大学を“脱炭素キャンパス”にするには?」に取り組み、それぞれの課題に対して活発な議論を重ねました。
各グループには、札幌市職員、北海道ガス株式会社職員、そして北海道大学の教職員が加わり、専門的な情報提供や助言を通じて学生の検討を支援しました。グループ討論の成果は、最終セッションで発表され、参加者間で活発な意見交換が行われました。


最後に、出村 誠総長特命参与による講評が行われ、3日間にわたる本プログラムは盛況のうちに終了しました。本プログラムを通じて、学生たちは地域社会との連携の中で、持続可能な未来に向けた課題解決に主体的に取り組む姿勢を育みました。

受講生らの集合写真(北海道ガス株式会社技術開発センター)

キックオフオリエンテーションの様子(於:エルプラザ)
グループワークの様子(於:エルプラザ)
サイトビジット(駒岡清掃工場)の様子
講評を行う出村総長特命参与